白桜だより

届けたいこと、遺したいこと

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哀しきまどろみ 

20100313003215


ガラスのように冷たく澄んだ、透明な波。

反射するオレンジ色が濃くなるにつれて、打ち寄せる力がつよくなる。


そのまま、オレンジ色の帯が延びる海からの緩やかでいながら抗えない引力に吸い込まれ…

ビーチサンダルを砂の上に…

素足で生の波の感触をたどる。



冷たい水の中に馴染んでゆく足。

波のリズムに従って解放されてゆく心。

足首までの高さの波は思うより早く増して。


引き寄せては押し返し、

押し返しては、引き寄せる…






……ば…

…戻らなければ。


…オレンジ色が沈む前に。

波の中の眠りへ落ちる前に…。


かかとを去ってゆく流動的なガラスを後ろ背に、

まどろみの次元から現実の宵へと、もつれる足を、

もう1人の私が引き戻す。

(18:15pm)
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