
孤独を感じ
孤独でないことを知り
孤独なのは
孤独であるから、ではなく
孤独と感じるから、なのだと
そうして 何度も 気付かされる。
防衛機制のガラスを拵(こしら)え
マジックミラーの塗装を施し
面に気付かぬ 点のみ凝視の
狭窄しきった歪んだ視野は
盲を解かれ
盲に気づき
盲の骸(むくろ)を
そうして また 目にすることになる。
毎日傍らで 懇願せずとも 親しく声を掛けてくれている
定まらぬ放浪に 嘲笑もせず 何一つ変わらない優しさで 励ましてくれている
文句も言わず まるで当然の如く 食べるだけの身を養い生かしてくれている
利害を勘定に入れずに 偽りない誠意で 教育を施してくれている
視覚認識なき今この期間も 欠けない常なる支えであり いつも必ず…助けてくれている
稀有な
貴重な
尊い
尊い
自分が 今こうして存在しているのは
どれだけの力のはたらきの上に成り立っていることか。
以為へらく 感ずる孤独は
孤独なることに非ず。
孤独と感ずるが所以なりと。
支えてもらっていることを
私は忘れるべきではない。